森香川県の綾川町というところにある美容院で、お店のコンセプトは「綺麗を続けるために低価格」です。下は10代から上は80代のように幅広い年齢のお客様が来店されます。30,40,50代の方々が一番多いかなという感じですね。

森WEBPPは、綾髪独自の有料会員サービスで、P+KACHIシステムを活用し「サブスク×ポイント×ECサイト」を連携しています。
① まずはお試し価格で来店　初回来店時は会員料金で利用できる
② WEBPP会員になろう　次回からも利用したい場合は会員登録必須で月額500円
③ 500円の会費は500ポイントに！　2回目以降は会員料金で利用可　支払った会費はそのまま会員ポイントに！買い物もできる！
④ 何が買える？　美容用品や綾川町の特産品などが買える
というような内容です。

森もともとは地域の特産品を売りたいというところから始まってるんです。僕がここ綾川町出身でして、地域特産品の売上が上がるような地域貢献をしたいなと。今通販では綾川町産のお米やいちご、野菜などの特産品と、美容商材を販売しています。

森また有料会員になってもらえれば、会員価格で施術を受けられるんです。例えばカット通常4000円→会員価格1500円という感じで、会費はそのままポイントになってお買い物に使えるし、お客様が損することってないんですよね。
月会費500円でカット1000円になるという運用も考えましたが、消費者目線に立って考えたときにお店に来ない方はなんか損した気分になっちゃうかなと僕の中で思ったんですよ。なので、毎月の会費500円がそのまま通販で使える500ポイントになって、地域特産品の売上が上がる仕組みを作りたいという思いで、この運用を始めました。
オンラインサロンで会費を集めるというのも考えましたが、ポイントと連携できなくて、結局たどり着いたのがピーカチでした。

森綾川は田舎というのもありサブスクというサービス自体かなり珍しいと思うんです。導入当初は、説明してすんなり理解してくれる方、理解してないけどなんとなく入会してくれる方など様々でした。でも入会から半年ぐらい経つと、否が応でも3000ポイントは貯まるじゃないですか。それを見て、「シャンプーとかトリートメント買ってみたらどうですか」とかおすすめすると、そこでやっと「なるほどな」って分かる方もいらっしゃって。シャンプーは自分で使ってるものがあるからいらないという方には地域特産品をおすすめして、「あ～ここのパン屋さん気になってたから買ってみようかな」とか「だったらイチゴ買おうかな」という感じで、特産品を買ってくれる方もいます。美容商材のほうが売れてますけどね。仕上げのタイミングで店販をおすすめするという感じです。ポイントが貯まっているからというきっかけで持っていきやすいですし。

森あとお客様の中には、はなから「月額損した気分になるから入会はヤダ」という方もいると思うので、その辺は無理に入会をお勧めすることもしないです。やっぱり美容室なので、カットが合わないとかいろいろあると思うので。でもそれを除いたら僕としてはこの店に来ない手は無いのになと思うくらいとても良い仕組みを運用できていると思っています。

森美容室という風に考えるならば、特にないです。結局、美容室として当たり前のことができているかどうか、そしてどれだけお客様に説明できるかというところが最も大切だと思っています。

森やっぱり登録のご案内ですよね。少し年配のお客様になると登録自体難しかったりして、店舗担当者も案内にかなり苦戦したと聞いています。みんながみんな、1から10まで説明すれば理解できるわけではないじゃないですか。担当者もいろいろ試行錯誤があったと思うし、今は説明スキルも上がってると思いますよ。

森ECサイトに関しては、もっと県外からの注文も取っていけるように動かしていきたいと思っています。これまでなかなか時間が無くて動かせていなかったんですけど、先日、綾髪の美容室に一度もご来店のない県外の方からドライヤーの注文があって、どうやってこのECサイトにたどり着いてくれたのかなと思うところもあって。今後はうちだから勝てる商品を展開して、県外の方にも利用していただけるようなECサイトを運営し、売上をもっと上げていきたいです。通販では一般価格と会員価格を分けた設定にもしてあるので、ある程度購入者が増えれば、お店から会員様へのアプローチなどもいろいろしていければと考えています。